mui たびと風のうつわ (むい たびとかぜのうつわ)

沖縄南部の百名(ひゃくな)という集落のはずれに、muiという宿をつくりました。muiとは無為自然という言葉からきています。「作為なく自ずと然る」という意味で、水が硬いものにあたると形を変えて包みこむように、生まれたばかりの赤ちゃんの泣き声のように、自ずと湧き起こる思考や行動に身を任せられるような場所にしたいというコンセプトです。ここには高級ホテルや旅館のようなサービスや設備はありません。あくまでうつわとしての宿に、この素晴らしい地域の素材をつかって、訪れた方々それぞれの心地よい過ごし方で盛り付けていただけるように。そんな日々変わるmuiの色をわたしたちは楽しみにしています。記憶に残る宿ときとして、普通、あたりまえなどの固定化された価値感やものさしは小さな感動や気づきを見逃してしまうことがあります。muiの建築は外と中、自然と人工物、宿と住居、暮らしと旅、専有と共有など、それぞれが緩やかに繋がるつくりになっています。快適性や利便性にとらわれず、明確な線引を曖昧にすることで心を動かされるような一瞬があるような気がしています。暮らしと旅をゆるやかにつなぐmuiが目的地になることはそれほど望んではいませんが、muiがきっかけでこの素晴らしい地域を好きになっていただけたら、こんなに嬉しいことはありません。muiから海を眺めることはできませんが、少し歩くと集落の先には手つかずのありのままの海があります。周辺には愛すべき素敵な場所がたくさんあります。それは地域の方も大切にしている宝物のような場所です。ぜひmuiの周りにある豊かな暮らしが残る地域を散策してみてください。

住所
〒9010603 沖縄県南城市玉城百名1201-3
交通
駐車場
有り
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